裸の王様

相撲協会で起こっている事

社員同士が宴席で殴り合いの喧嘩の挙句に、一方が頭から流血。

それを知った怪我をした社員の上司は、警察に被害届を出しました。

組織の責任者である私は、警察からの連絡があるまで、その事実を知りませんでした。

警察からの情報を基に、当事者に事情を聞こうとしたところ、けがを負った社員の上司は、

「階段から落ちて怪我をしたようです」と応えました。

「いやいや、あなたは警察に被害届を出しているのではないですか?喧嘩したのでしょう?」とさらに問うと「よくわかりません。知っていることがあったとしても、警察の捜査が終わるまで、あなたには話しません」と応えました。

喧嘩の理由は、怪我を負わせた社員の言によると「上司が、ありがたい話をしている最中に真剣に聞かず、それを指摘したら謝るどころか睨み返してきた」ためとのこと。しかし、怪我を負った社員からの報告やその上司からの報告はないため、事の真相はわかりません。

仮に怪我を負わせた社員の言が真相だったとしても、暴力で解決を図るというのは、どこかの国のトップが兵器を使って世界を恫喝しているのと同じで、断じて認めるわけにはいきません。

ついには、怪我を負わせた社員は、その責任をとり退職届を出してきました。

今、日本相撲協会を揺るがしていることを会社に当てはめると、こういうことになるのでしょうか。

組織の品格

「横綱の品格」という言葉が、相撲界にはあります。現在の横綱達にその言葉が当てはまるかというと、疑問符が付きます。暴力事件を起こした日馬富士は勿論こと、自身の40回優勝に舞い上がった挙句あたかも自分が相撲界を代表しているがごとく振舞ってしまった白鵬、怪我が多く今年1年で2場所しか出場しなかった鶴竜、本割で怪我をした後に無理に出場した結果回復が遅くなっている稀勢の里・・・。

それに比べ「平成の名横綱」と言われた現役当時の貴乃花には、それらの言葉が当てはまったと思います。しこは足が天に高く延び美しく、相撲もきれいで、しかも強かった。

 

そんな名横綱の最近の態度は・・・。

映像で見る限り、マフィアのボスのような恰好をし、協会理事会でも、ひとり踏ん反り返っている姿に少なくとも「品格」は感じられません。

人一倍「品格」を大事にするのであれば、また旧態然とした組織を「改革」したいのであれば、そのような態度は改めるべきです。さらに現在は組織を運営する側になったのだから、「組織の品格」維持と向上を意識した言動をすべきと考えます。「相撲道」などと偉そうに唱える前に、観てくれるお客様があることを第一に考えるべきではないでしょうか。ISO9001でも第一義に挙げているのは「顧客満足」です。

貴乃花親方の取っている言動は、組織を運営する立場からすると理解に苦しみます。

警察にすべてを任せていると言っても、組織に所属する者同士のトラブルについて、トップは知っておくべきだし、それに対応する処分を決定するのが、トップの役割です。

その処分には、真の原因究明による再発防止策の構築も含まれます。

 

トップのリーダーシップ

すべては、組織の「信用」を維持するためです。

民間の組織は、「データ改ざん」や「無資格者による検査」が明るみに出るだけで、社会的信用を失います。社会的信用を失うことは、業績悪化に直結します。組織に所属する一員が犯す一度の不祥事だけで、倒産に追い込まれることは稀ではありません。

何度も不祥事を繰り返しながらも、興行成績が落ちない相撲協会という組織は、私から言わせれば「うらやましいかぎり」です。

と、同時に不祥事が起きても、業績に影響しない組織では八角さんもリーダーシップを発揮しようもないのかとも思います。結局、だれがトップになっても同じ結果を出す組織ということなのかもしれません。そうなると、自分の気の知れた「仲間内」を周りに集め、「裸の王様」となり、その結果として、組織内でいよいよ信用されないトップになってしまったのかなとも思います。

 

まずは、信用されない組織のトップにだけは、ならないように気を引き締めないといけませんね。

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