パワハラ・セクハラ

~ハラスメント、略して「~ハラ」。

会社という組織において特に気を付けないとならないのはパワーハラスメントとセクシャルハラスメントです。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為です。

職場におけるセクシャルハラスメントとは、性的な言動で労働者の労働条件につき不利益を与える事、またはその性的な言動により当該労働者の就業環境を害し、職場環境を悪化させる行為です。

いずれも、事業主はその防止のために雇用管理上必要な配慮をしなければならない行為です。

 

精神的・身体的苦痛と言っても、人はそれぞれ育ってきた環境が違い、考え方も違います。ある人にとっては苦痛と感じられることも、別の人にとってはそうでないことがあります。同じ行為でも、おじさんにとっては「教育」の一部でしかないことも若年層にとっては「ハラスメント」になることもあります。

 

世界的なトランぺッターの日野皓正氏の「ビンタ事件」が問題視されたのも、そのためだと思います。

日野氏が指導する中学生向けの体験学習事業のコンサートで、ドラムを演奏していた男子中学生を日野氏が「ビンタ」した事件です。その理由は、ドラムソロを「信じられないくらい延々続けた」「それを日野氏に注意されても無視して睨みつけていた」(観客談)ためのようです。

センター長のようなおじさん感覚では、この日野氏の行為は「指導」のうちに入ります。事実、おじさん達が小中学生の頃は、このような指導を先生からよく受けていました。

こんなことが「虐待」になるなら、サザエさんの弟カツオが廊下に立たされたり、物置に入れられたりすることも「ハラスメント」になってしまいます。アントニオ猪木氏の「闘魂注入」も見方によっては「パワハラ」になります。

精神的苦痛の度合いはもっと難しいですね。

職場の仲間という「気心が知れた」関係だから、冗談も言い合うでしょう。

仕事という共通の目標に下に集まったのだから、互いに励ます会話もします。

でも上司が「ガンバレ!」と言った場合、言われた方は「頑張ってるのに、ひどい!」と捉える人もいます。

 

「『言った、言わない』が問題になった場合は、『言わなかった』と考えて対処する」という言葉があります。

「信号が青になってから発進したので、事故の原因は100%歩行者にある」場合でも、車の運転手にも注意を怠った責任配分が課せられます。

これらと同じように、おじさんの感覚で「当たり前」と思う行為や、何気ない一言もそれを受けとめる側は「重大に受け止めるのだ」とまで考えた言動をしないといけない時代になりました。

 

女性職員に「女性では無理だよ」などと、相手を気遣って言ったつもりでも『女性はこうなのだ』といった性的な固定観念に基づく発言と捉えられる可能性があるそうです。厳に慎まないといけません。

日野氏も指導の手段だとしても、ビンタは行き過ぎだったということですね。

Dispute Contention Argument Conflict Controversy

トップマネジメントとして、対応の必要性を理解させられた事件でした。

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