伝える

難解なカタカナ語

 

「プロジェクトの成功確率を高めるためには、ステークホルダーにプロジェクトのメリットとリスクを正しく理解してもらうことが効果的である。その手法は、過去のベストプラクティスを参考にしながら、マイルストーンを明らかにして、プロセスマネジメントすることが君たちのタスクだ。」

 

何を言っているのか、わかりますか??

 

 

最近、外部の会議や国からの受託事業申請書類作成ひな形に、このようなカタカナ語が多くあり、困惑しています。

 

このような言葉を使う方々の心理は「専門家っぽく見られたい」「できる人と思われたい」「エリートであることをそれとなく判らせたい」なんてところではないでしょうか。

一方、このような言葉を受けた方の心理は「何を言っているのかわからないが、質問したら軽蔑されるかも」「ここは、わかったふりをして後で調べよう」というのが多いと思います。

 

そのような互いの見栄や意地の張り合いは、時間の無駄です。

もっと、わかりやすい言葉があるじゃないですか。

母国語・日本語ですよ!

 

 

前記の言葉を日本語に変えると

「この事業の成功確率を高めるためには、すべての利害関係者にこの事業結果が

もたらす良い効果と、悪い影響を正しく理解してもらうことです。その手法は、

過去の最高事例を参考にしながら、進捗状況を進捗過程ごとに管理できるように

して、それぞれの過程を確認していく事が君たちに課せられた仕事だ。」

と、なります。

 

いかがでしょう? どちらがわかりやすいですか?

 

誤魔化すな

「今回の不祥事についてはまことに遺憾であり、皆様にお詫びしたいと思います」

よく政治家が使う台詞です。

日本語ですが、これもまた難解な言い回しですね。

 

これをそのまま平易な日本語にすると、

「今回の不祥事は、とても残念なことでした。皆様にお詫びしないとならないと思います」

となります。

???

この日本語から何が伝わりますか?

不祥事を起こした主体者の責任は感じられますか?

お詫びしたいのはわかるけど、結局お詫びはするのでしょうか?

 

そして「思います」という表現自体どうなのでしょう。

意地悪く言えば、「あなたが思うのは勝手ですが、その思いはどう実現するのですか?」と問いたくなります。

 

「思います」は、総理大臣も頻繁に使用しています。

しかも、文章作成ソフトでの入力ミスで「思います」が「臣ます」となってしまったような発音に聞こえます。

 

噛んでも、活舌が悪くても、稚拙でも

JASPEC職員の多くは地元採用です。

関西出身者が多いだけに、人を笑わせよう・人の心を柔らかくしようという精神の持ち主が多くいます。

セミナーなど人前で話すときには、その精神を発揮してくれていますが、思わず「噛んで」しまうこともあります。

 

噛んだとしでも・・・

「思います」が「臣ます」に聞こえたとしても・・・

文章を書くことに慣れてなくても・・・

相手に言いたいことを伝えるためには、誤魔化さず、わかりやすい言葉で話し・書くことです。

 

冒頭の言葉を、より伝えたい言葉で、あらためて表記してみます。

 

「この事業が成功するかどうかは、お客様や株主・取引先に対して、この事業がいかに有効であるか、またこの事業でどのような損益が生まれるのかを説明し理解してもらうことです。理解いただくための手法は、過去の成功事例を参考に進める事と、進捗状況を管理し、節目節目で確認することです。その仕事を君たちにやってもらいます。」

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