免疫力はシステムで補う(笑)

先日、私事で恐縮ですが、約4年ぶりに人生二回目のインフルエンザに侵されてしまいました。ウィルスによる正常細胞への侵略なので、「侵す」で正解なのだと思っていますが、間違っていたらすみません。

当然、インフルエンザの治療期間は出勤ができず、自宅静養というか、社会隔離というか・・・ベッドに横になり、溜まっていた録画処理と、小説を読むことと、スマホゲームで、ひたすら時間を費やしていたという、不毛な時間だけが流れていくイメージ (~~;

 

運悪く、その自宅謹慎期間に、ある企業からセミナー講師のオファーを受けていたのですが、穴を空けるわけにもいかないので、代理で同部署の期待のエースに講師を依頼し、事なきを得ました。

 

JASPECでは、試験所としての認定を受けるために、JIS Q 17025という試験所に求める要求事項が記された国家規格に基づき、組織としてのシステム構築を行っています。(JASPECでは、品質マネジメントシステムを略して、QMSと言っています。)

その中には、一定の品質を維持するために行う(あるいは準備する)ことが含まれています。

 

個人が誰にも影響を及ぼさない範囲で何かを行っているのであれば、前述のようなことを気にする必要はないのでしょうが、お仕事をしているのであれば必ず顧客たる相手がいるはずです。

仕事をしていて、突発的にいつでも自由に休めるなどということは考えにくいはずで、「イヤイヤいつでも自由に好きなだけ休めるよ」と言う人がいたら、その理由は二つでしょう。

一つ目は、その人が行う仕事自体に必要性あるいは優位性が無い。

二つ目は、その人が抜けた時の対応策をシステムとして構築している。

 

管理職的な発想かもしれませんが、「休んだ分は、出勤した時に取り戻せばいい」と言うならば、「それって、普段の仕事に加えてさらに休んだ分も処理できるくらいなら、普段効率よく業務をしていけば、もっと他のことができる時間が作れるはずということ?」と考えてしまいます。

「残業で取り戻せばいい」と言うなら、「休みを有給休暇で消化し、さらに残業代を会社に負担させる」ということなので、「雇用主側の観点でその人を観ると、人件費の費用対効果として効率の悪いことになっているということを理解できていないんだね」と考えてしまいます。

「じゃあタイムカード外でサービス残業する」なんて言うと、今の時代ではやはり労基上、ミスマッチな考え方でしかありません。

 

少し乱暴な言い方になるかもしれませんが、QMSは個人の能力に依存することを可能な限りなくし、業務をいわばマニュアル化することによって、事業の成果として、最低限の品質が維持できるようにするという理解ができます。

マニュアル化は、指揮命令系統とそれぞれの責務の範囲を明確にすること、業務のフローの図式化、判断基準等も含めた業務内容の文書化、人材育成や資材運用に至るまで、業務の何を訊かれても、個人判断やあいまいな記憶ではなく、文書に記載されている内容に基づいて返答でき、その文書によって業務を行い、その業務を実行できるために人材育成を行っているため、誰が抜けても事業としての継続ができるという強みを持つためには必須です。

マニュアル自体は作成時に徹底的に検討することや、実行後の見直しも大事なので、マニュアルさえあれば大丈夫と言う気はありませんが、イレギュラー対応をメインで考えていては、一定品質の担保はできないので、実施していくための指針は、やはり必要だと思います。

 

話は戻って、セミナー講師の件ですが、テキスト作成とテキストに基づいて話す内容の要点をまとめた講師用テキストを事前に作成しておいたので、普段から行っている人材育成で力量をもった同部署のエースに簡易的な事前打合せをしたことによって、代理が可能になったわけです。

エースは、まず簡易的な個人プレを行い、自分仕様に講師用テキストを新規で作成し、実際に1.5時間のプレ講義を行って、本番に臨んだそうですが、この流れも講師のフローとして出来上がっておりので、彼はフローを実行できる力量があったので、問題無かったという結果でした。

 

社内でそれぞれへのしわ寄せがあったことは事実ですが、顧客が行うセミナーに穴を空けて、その顧客やセミナーを受講する予定であった、「顧客の顧客」に対しても迷惑をかけることはありませんでした。

JASPECは少人数ですので、このような時に先方に迷惑がかからないようにしておかなければ、信頼を確保することが難しくなってしまうという実態もありますが・・・

 

皆さんは、予定外に自分がいない時、品質を保持できるシステムは構築できていますか?

 

と、偉そうなことを言っていますが、普段はマスクもしないで長時間の通勤を行い、そのインフルエンザの前週は東京にマスク無しで出張していたという、「インフルエンザにかかりたい」と言わんばかりの予防意識の低さが招いたドタバタだったことに深く反省をしています。再発防止のために、通勤時のマスク着用を徹底していることは言うまでもありません。

 

体調がすぐれない時は、食欲がなかろうが吐き気があろうが、王将に行って餃子を食べまくるという技で乗り切っているので、実はこのタイミングも週三回王将に行って餃子を食べていたのですが、年齢と共に失われていく免疫力は、王将の餃子だけでは回復できないんだなぁと、シミジミとしてしまった一週間でした。

JASPECのホームページもぜひご覧ください♪

こちらをクリック↓↓

日本福祉用具評価センター(JASPEC)