車椅子の駐車用ブレーキ調整

車いす安全整備士養成講座が、12/7・8・9の埼玉開催で、早いもので第46回になります。

今までに講義を行ってきた中で、講義内容以外に個別に説明していることというのが、実技講師ごとでそれぞれあるのですが、「まずは基本を学びましょう」という講座なので、個別に説明している内容について、テキストに入れ込むことはあまりありません。

とはいうものの、実際の現場で起こっているであろう内容については、広めるべきかと思い、今回はそんな中から一つ紹介します。

駐車用ブレーキで延長レバーがついている場合の、効き調整についてです。

 

延長レバーを使用すると、「テコの原理」で、より小さな力でブレーキを「かける」「外す」ができます。

車いす安全整備士養成講座では、『駐車用ブレーキの効き確認をし、左右差が無いように』と、基本を指導していますが、片側だけ延長レバーを使用する場合、中途半端な理解で調整をすると、左右差を発生させることになります。

 

片側だけが延長レバーの場合、左右の長さが異なるのに、下図のように、青の破線部分を持って、その手に掛かる左右の感覚を同じくらいに合せて調整すると、タイヤに押し付けている圧力は当然ながら、延長レバーの方が強くなります。

タイヤに過剰な圧力がかかることで、その状態で長期間の使用を続けると、タイヤ自身や中のチューブを傷めることになります。

この場合は、延長レバーの、持つ部分を、下図の青の破線が示しているように、短い方の長さと同じ位置あたりを持って、左右の強さを一致させることでタイヤにかかる圧力は同じになります。

大事なことは、基本的整備の理解、技術の習得だと考えます。

「工具を持っているから」と安易に調整することで、思わぬ事故や、福祉用具に悪影響をかける可能性があることに十分留意し、知識の伴った技術の修得を行っていただきたいと、切に願っております。

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