強制と自発

全く、仕事に関係ないお話です。

 

学生の頃と、社会人の数年間、武道系に勤しんでいた私は、運動というと、ランニングやテニスのような一般的なスポーツには一切興味が持てず、機会があれば「組手」なるものをしていた時期がありました。

 

スポーツジムに連れて行ってもらったときも、ひたすらサンドバックを蹴っていたという、一般人としてはあまり共感を得てもらえない運動しかしなかったので、よくよく思い返してみると、15年間くらいは、運動らしい運動というものは何もしていない状態でした。

 

夏の海水浴でシュノーケルつけてずっと浮かんでいるとか、最近では犬に散歩してもらっている程度だったわけです。流石に、「運動してます」とは言えず、健康診断では「全く運動していない」にチェックをし続けています。

 

JASPECに入ってからも、組手をする機会なんて全くないので、やっぱりダラダラした筋肉生活をしてました。

先日ふと、JASPECの良心である後輩が、なぜそんな話になったのか覚えていませんが、「キックミットで蹴りを受けましょうか」と言ってくれました。

 

で、半信半疑ながら、「受けてくれる」という、お言葉に甘えることにして、即行でメルカリで購入しちゃいました。

で、梱包を開けて、久々のキックミットの感触にニヤニヤしていたら、「やりましょう」と声をかけてくれました。

社交辞令じゃなかったのね。(^皿^)

てなわけで、2Fの研修室で早速運動開始。

久しぶりなので、まずは形をなぞるようにユックリし始めたのですが、一時間くらい蹴り続けていた30代の感覚のまま蹴り始めた結果、5分程度で息が切れちゃいました。

ま、そりゃそうですよね。(T▽T)

 

老化って悲しいなぁと思いながら、10分程度蹴って、10分程度受けただけでしたが、とっても清々しい気持ちになれたのは、ストレスが溜まっていたからなのか、筋肉を動かしたからなのか、どっちだったんでしょう。(笑)

 

運動をする必要性については十分理解をしていて、健康診断の問診の時にも、「運動しなさい」と言われ続けて、こんな年齢になってますが、「やれ」と言われても、仕事でも義務でもないことをすすんでやるような、ポジティブ野郎ではないので、全くしてこなかったにもかかわらず、好きなことなら、お金がかかってもやるという自発性が出てくる。

これって、私が福祉用具専門相談員として利用者に、福祉用具の選定相談の時に言ってきたことと似てるなぁと、ふと思ってしまいました。

 

屋外に出たいと自分が思わなきゃ車椅子や歩行車の利用頻度はグンと下がるし、湯船に肩まで浸かりたい人は浴槽内イスの有効利用はしてもらいにくい。そこに、桜を見に行けますよとか、自分の好きな食材を自分で選んで料理してもらうためにはお買い物に出かけなきゃねとか、「したい」という気持ちを引き出すためのキーワードを色々投げかけると、「じゃぁ、使ってみようかな」と思ってくれて、そこで初めてニーズが生まれるということは、福祉用具介護機器の供給の現場ではよくあることです。

 

「~であるべきだから」という理由で商品をあてがうと、“大きなお世話だ”という反発か、無関心しか生まないというのは、よくあります。

人体や生活には、「あるべき論」という基礎知識は必要ですが、押し付けた結果として実行されなければ意味が無いので、「自らやりたい、使いたい」と思ってもらえるように誘導することが大事です。

 

そんなこんなで、「JASPECの他の職員にも、『キックミット蹴りたい』と思わすには、どうすればいいか」ということを、悪い顔をして思案しています。

フォフォ(V)o¥o(V)フォフォ

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