ちびまる子ちゃん

追悼  さくらももこさん

今月31日に30歳になる長男が子供の頃、風呂に入れるのは父(私)の役割でした。彼が2歳になる年の1月最初の日曜日は、休みということもあり、いつもより早めに風呂から上がりました。いつもなら「出たよ~」と言うと、妻がタオルを持ち息子の身体を拭きに来るのに、その日はなかなか来なかったのを覚えています。

「何していた?」と、聞くと「面白いアニメやっていたので、テレビから離れられなかった」と妻。

そのアニメこそ「ちびまる子ちゃん」でした。ホンワカした絵と、大人びた台詞・語りの面白さに『後半へ続く・・・』の後から3人で見入ってしまい、あのユニークなエンディング曲にも元気をもらった記憶があります。それ以来毎週日曜日は「まるちゃん」~「サザエさん」を観ることが我が家の習慣になりました。

原作者のさくらももこさんが、乳癌で亡くなりました。ももこさんの子供頃の記憶がもとになった「まるちゃん」には、実在のキャラクターも数多く登場していました。百恵ちゃん・ヒデキ・城みちる・ビートたけし・アグネスチャン・島倉千代子・同級生の長谷川健太(現FC東京監督)などなど。

中でも大好きだったキャラは「殿キン」こと「殿様キングス」。友蔵じいさんが買ったレコード『涙の操』を気に入ったまる子が父ヒロシと風呂に入ったときに大声で唄い、翌朝近所のおばさんから「まるちゃん歌上手ね」と言われて「聞かれていた・・・」と恥ずかしがるシーンはツボに入りましたね。

 

渇望 本物の番組

私も子どもと一緒に歌える「大人の歌」を唄いながら風呂に入ったこともあり、そんな時間は幸せだったと、今思います。今の時代はそんな時間や歌があるのだろうかと、ふと思ってしまします。かつてどのチャンネルでもやっていた「ベスト10番組」は、消えていき歌番組と言えば演歌ならそれ専門という作りになってきています。そもそもテレビからの情報よりもネットなど個別性の強い媒体を通して情報を得るようになってきていることもテレビ番組の作り方が変わってきている要因なのかもしれません。

そんな中、「ちびまる子ちゃん」の他にも「長寿番組」と言われるものもあります。それらに共通しているのは時間の使い方がうまいことと、いずれも本物指向だからと思っています。「笑点」は演芸・大喜利の2部構成でCMは部転換時に1回入り、人気に関係なく本物の芸人が本物の芸を見せてくれます。「ちびまる子ちゃん」も『後半へ続く・・・』ナレの後にだけCMが入り、作者の子供時代という本物のストーリーです。「サザエさん」は1社独占提供が長かったからか、CMのしつこさを感じることなく1回に3話あり、虚像があたかも本物の家族の物語りに変わってきていると感じます。

番組の途中で矢鱈入るCMにはイラつきます。もっとイラつくのはCM後にすでに見たシーンを繰り返すことです。「それさっき見たよ」とつぶやきながらチャンネルを変えると、どの局でもCMです。また、人気がある・あるいは製作費が安いという理由からか、本職をそっちのけにした似非司会者や似非コメンテーターの登場にもイラつきます。そんな時はすぐさまチャンネルを変えたり、テレビを消したりしています。

 

企画 チャリティ番組

先日、41回目の放送があった「チャリティー番組」も長寿番組といいですね。しかし、私はある時からまったく見なくなりました。見なくなったきっかけは、タレントが走るコーナーができてからです。寛平さんが走っていた頃は見ていましたが、その理由は「走る基礎がある人が自分の限界に挑戦することで障害を持つ方々を応援する」という気持ちが伝わってきたからです。でも、そのあとタレントが走るようになってからは、募金集めのための姑息な企画と感じてしまったのです。そう、決して「本物」ではないと感じてしまったのです。

こういう番組をきっかけに募金が集まり、そのお金が困窮している方のために使われるのは良いことだと思います。事実以前勤めていた授産施設にも「愛は地球を救う」と大きく表示された自動車が寄贈されました。

しかし、「きょうのために1年間貯めて持ってきました」と武道館で話す方。貴方の地域に募金を必要としているところはないの? 「足」として自動車を必要としている施設はないの?

今年、トライアスロンで参加した漫才師は、1000万を越えるギャラをもらったそうです。本職の漫才は最近見たことがありません。逆に同じく参加したエックスジャパンのYOSHIKIは、ノーギャラで、寄付もしたとのこと。YOSHIKI、この日のために寄付したのではなく、事あるごとに被災地や被災者に寄付をしています。そして、本職の音楽で番組に参加したようです。売名と揶揄されても毅然とした態度だったそうです。それこそ本物だと思います。

来年もこの番組があるのであれば、当初の趣旨に立ち返り是非「本物」の企画を!

アイデアなら、いつでも提供しますよ。

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