「マニュアル本」と「自分が作るセミナーテキスト」

私事ですが、最近、犬を飼い始めました。

 

子供の頃から犬が飼いたかったのですが、実家はマンションでしたし、散歩に連れて行くことや躾をきちんとできる環境になかったので、ペットショップでいつも指を咥えて眺めているだけでした。

 

生き物を飼う場合、「命」を左右する飼い主になるということについての責任を、とても重要視していたので、ふんぎりがつかないまま半世紀近く過ぎてきたのですが、モルモット1匹、ハムスター2匹、ウサギ2羽と、齧歯類オンパレードの経験を積んで、今回念願の犬に至りました。

 

まず、保健所の無料でもらえる里親制度を聞きに行き、近郊のペットショップをまわり、往復800㎞のペットショップを2日間で二店舗まわり、結果、柴犬の購入に至りました。

 

「犬の飼い方」、「子犬の育て方」、「柴犬との生活」、「犬の気持ち」、「犬の躾け方」という本を買って、読んでみると、似たような内容が書いてあるとはいうものの、微妙に少しずつ違う内容が書いてありました。

 

私にとっては、これらの本はマニュアルなのですが、マニュアルの内容が違うと、どれを信じればいいのかがわからなくなってしまうわけです。

結局、5冊あるので、同じ項目で共通している内容が書いてあるものを正しいマニュアルとして、取り入れることにしようとしています。

 

とはいうものの、その「正しい」ということにしたマニュアルを基本にはするものの、犬自身の個性もあり、マニュアルをベースにしたうえで、ウチの仔犬の性格にあわせたアレンジをすることになるわけです。

 

JASPECが福祉用具のメンテナンスをしている企業に行っている、「車椅子メンテナンスセミナー」ですが、『車いす安全整備士』養成講座の実技手順を、基本マニュアルとして行っています。

とは言うものの、「作業効率や作業環境、人材のレベルに応じて手順をアレンジする必要があると思いますよ」という話を常にしています。

基本がわかっていないままに、アレンジを行うことの問題点も説明した上でのセミナー(座学&実技)を行っているので、普段実務を行っている皆さんも、能力の高い人ほど実技講座をきちんと真摯に受けてくださっています。

 

マニュアルって大事ですが、基本とする内容の正当性をどこでみるのかが、一番難しいと思いますが、個人の経験と考え方だけで決まったマニュアル程、いい加減で恐ろしいものはないと、常々思っています。

 

「判断基準が無い」、「明確な理由がない」「基準や理由はあっても、それ自体が本当にそれで問題がないかどうかを検討していない」なんて、世の中にはゴロゴロしているということに、JASPEC職員になってからよく感じるようになりました。

これって、JASPECに所属することでより多くの情報を収集しやすくなったからなのか、自分が成長したからなのか・・・・・

どちらにせよ、「適当」ではなく、「いいかげん」という悪い意味の多くの「テキトー」で成り立っている世の中で、自分が関わることくらいは妥協しないようにしようと思いながら、セミナーのテキストを更新改正追加している今日この頃です。

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