セミナーに求める要項

今日のお仕事は、ほぼ終日、来年度の事業計画を作成していました。

で、その中でJASPECが行ってきたセミナーのリストを再度見直してみました。

改めて、「多すぎるんじゃない?」って思っちゃいました。

 

で、「なぜこんなに多いんだろう」と、経緯を辿ってみたら、まず、「福祉用具を主対象とした日本唯一の第三者試験所」という肩書きもあり、私がJASPECに着任する以前は製造者向けの製品化に関するセミナーとして、

品質管理、工学試験に求められる規格、市場で起きる福祉用具の事故、製造者に求められるリスクマネジメント・・・という、製造者向けのセミナーや講演、執筆が多かったようです。

 

で、私が着任以降、使用者観点と福祉用具供給者観点でのセミナーが増えた・・・というか大量生産しちゃいまして、受講する対象者を絞らず、興味がある人全般に受講してもらうセミナーとして、

特殊寝台、床ずれ防止、車椅子4種(整備・機能分類・人体適合・構造)、歩行関連(歩行器・杖・手摺・スロープ)、排泄関連(機器・人体特性)、入浴関連(機器・人体特性)、福祉用具概論6種という、年間定例セミナー内容をつくり、その他にも福祉用具供給者(福祉用具専門相談員と卸事業者)を対象とした、営業促進(情報収集・分析・営業戦略・企画立案・プレゼンスキルと戦術作成)が追加されました。

 

資格付与の講座として、「車いす安全整備士養成講座」は、新聞やメディアにとりあげられたこともあり、ネームバリューも出てきたと、今は胸を張って言ってもいいかもしれません。この養成講座のスピンオフとして、車椅子のひやりはっとをテーマとした、誰でもできる簡易メンテナンスというショートタイムのセミナーもできました。

 

ここまでが、JASPECが基本ベースとして提供しているセミナーなのですが、最初に書いた「セミナーの種類多すぎないか?」の件について、改めて確認すると、ここまでに書いた基本ベース以外の表題のセミナーは、基本ベースの部分切り取りを組み合わせたものが、多いということに気付きました。

企業、団体、組合、グループ、行政等々から、依頼される講演や研修は、依頼元が希望するテーマと共に、「~について話してほしい」という要望が、「ついでに~も」「あわせて~も」と、色々追加希望されることが多く、結果として組み合わせたものがたくさんあるという状態になっているのだと思います。

 

ここで、今回のタイトル「セミナーに求める要項」なのですが、「あれもこれも」と言われる内容ですが、希望される内容のボリュームに対して、使える時間が短いんですよね。

さらっと、表面だけを撫でるような講義をしても、果たして本当に内容を理解してもらえるのだろうかという疑問がフツフツと・・・

 

JASPECがセミナーを行う際には、必ずアンケートをとって、理解度と満足度を効果測定として分析しているのですが、希望通りに短い時間で多くの内容に触れたセミナーは、図①のように理解度満足度共に低く(とはいっても理解満足60%以上はありますw)、少ないテーマで長い時間のセミナーは図②のように80%以上の理解満足度という結果が出ています。

「せっかく講演してもらうんだから、あれもこれも」という気持ちはわからなくはないのですが、アンケート結果を分析すると、有効性のあるセミナーになるためには、一回のテーマは少なく、時間が短いなら何回かに分けてでも、必要な内容を十分に講演した方が、良いということではないかと思っています。

 

なので、最近はこのアンケート結果を説明して、テーマをある程度絞らせてもらうようになりました。

JASPECのセミナーの基本要項は、テーマを講義する必要性(事故事例や社会的問題点等の原因)、そのテーマに求めるべき理想像、実態に即した解決策という三本立てを心掛ける様にしています。さらに、同じテーマでも、実際にセミナーを行う時には、内容が更新されているかどうかの確認と、追加内容の必要性の検討も行います。

 

あとは、私を含め、講師となる者のキャラクターによる差異はありますが、講義内容は社内プレゼンを行ってから講義に挑みますので、ご期待下さい・・・と、自らハードルを上げております。(笑)

 

受講生OR聴講者として、有料だろうが無料だろうが、無駄な費用・時間だったと思われないことに必死になること。これがJASPECセミナーの必須要項です。

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