「車いす安全整備士養成講座」受講生のプロ意識

2017年度の車いす安全整備士養成講座では、色々な職種の受講生が一気に増えてきていた様に感じます。

感心したのは、クリーニング屋さんが受講されていて、受講理由を尋ねたところ、

「シートの汚れを相談された時に、車椅子本体の汚れにも目がいき、汚れだけではなく、本体のガタツキや劣化にも目が向いたので、なんとかしてあげたいという想いから、素人考えの整備ではダメだと考え、本講座の受講に至った」

という返答でした。

また、整骨院からの受講があり、同じく、受講理由を尋ねたところ、

「医院に診察でこられる人で、車椅子を使用している人がいて、汚れや劣化が気になり、なんとかしてあげたいという想いから、素人考えの整備ではダメだと考え、本講座の受講に至った」

という返答でした。

 

このお二人の共通項は、「何とかしてあげたい」という想いと、「素人判断で行うことによる問題点に対する意識」でした。

 

クリーニング業も整体師も、プロとしての技術と知識がなければできない職業であると考えると、職人さん的な「やるからには、胸を張れる内容でやるための、知識と技術をもたなければならない」という発想ができる人達なのだろうと改めて感じました。

 

今年度の現時点までの全体数で見れば、福祉用具を直接供給する職業である、福祉用具貸与事業所の相談員(39.3%)と、福祉用具卸会社のメンテナンス員や営業職(13%)の比率は多いとはいえ、半数近くが、その二種の職業以外の人達になってきています。

この二種に次いで多いのは、医療福祉介護関連(9.3%)のPTや、施設福祉介護(8.5%)、最近では自転車屋さん(6.1%)も増えています。あとは来客者用備品担当者(1.6%)、在宅医療介護(1.2%)、その他(15.8%)の中にはボランティアの方達も多く受講されているという統計でした。

 

PTも人体への知識と技術のプロという観点では、職人気質の人が多いように思います。

私が担当した班の中に、施設のPTの方がいて、受講時からメモ取りがノートにびっしりと書かれていて、講座時の内容を一言一句漏らさないようにという気迫で目の中に炎が見えていた人がいました。

この方は受講後、施設に戻って早速、車椅子のメンテプログラム構築と実施、施設内での空気入れ場所設置などの環境整備、職員への水平展開を行っているという、感心してやまない行動派であることにも、講義を行った側としてとてもうれしく、胸が熱くなる思いでした。

 

「プロ意識をもって仕事に臨む」という本来あるべき姿は、どんな職種であっても必要だと思いますが、直接の福祉用具供給者以外の受講生が増えているのは、「プロだから、自分の仕事に関連することにも興味をもち、知識と技術を修得しようとする。」ということではないかと思います。

 

本気で取り組む人をリスペクトする私は、そんな人に出会うと、出来る限り応援したくなるので、ついついセミナーで使用している資料を提供してみたり、質問に対して業務時間中に応えてしまったり・・・

ウチのボスも、理解してくれているのか、そこに時間が費やされていることには、何も言わないでいてくれています。

 

知られていないだけで、万が一バレたら、事業の最高責任者であるという立場上、「ほっとデスク年間定例セミナーを受けてもらうか、講師委託、顧問契約締結をしろ!!!」と怒らなければならないから、知らないフリをしてくれているのだろうと思っています。

 

車いす安全整備士養成講座に参加されている、プロとしての姿勢をもった受講生のことを、どうしても誰かに言いたくて、ブログに書いちゃいましたけど、きっと知らないフリをし続けてくれるであろうウチのボスがいるJASPECだから、私も本気で仕事できています(笑)

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